玄関と門塀の外構工事を依頼する前の基礎知識

今回の記事では、家の顔となる玄関、門塀、門柱の工事を業者に依頼する前に知っておきたい
基礎知識について説明していきます。

【目次】
・玄関、門塀、門柱にはどんな種類があるのか?
・素材によって費用がどう違うのかを知る
・門塀、門柱の設置する場所によって費用が変わる理由は「高さ」
・門塀、門柱工事の基礎知識まとめ

玄関、門塀、門柱にはどんな種類があるのか?

家の入口に門柱、門塀が必要な理由としては、ポストや表札、インターホンなどを設置するためと言えます。
そのポストや表札をどのように家の前に置きたいか、その他の例えば目隠しがわりにしたいなどの
希望によって、選ぶべきものが異なってきます。
当社でも門柱、門塀の相談をいただいた際は、下記の2パターンから選んでいただいております。

門柱のみで済ませるパターン

門柱の場合は柱、ポスト、表札設置面などをバラバラに単体で選ぶというよりも、一式セットになった「ファンクションユニット」単位で商品を選んでいただく事が多いです。柱が主ですがシンプルなものが多いため、他の目的もなく簡易的にしたい方に向いています。シンプルな柱だけのものから、ポストとインターホンが一体になった2本の柱タイプなど商品は様々です。

門柱工事の費用目安:5万円~30万円

門塀を建てるパターン

門塀は柱と違って「塀」であるため家の出入り口を隠す役割も担ってくれます。柱よりも面積が大きいため、表面のデザインによってはより周りからの見栄えをアップさせてくれます。門柱はセットになった商品で設置するのに対し、門塀は一から設計をして設置しますので自分だけのオンリーワンの門塀にすることができます。

門塀工事の費用目安:10万円~80万円

素材によって費用がどう違うのかを知る

門柱、門塀工事に限らず、外構工事を行う上で共通することは使用する素材によって材料代が大きく異なるため素材までこだわるかどうかで費用が大きく異なってきます。

例えば敷地の入り口から玄関までの導線に、石を敷き詰めて道を作りたいとします。
そこの道に敷く「石」を何を選ぶか、例えば石の場合は「天然石」か「加工した石材」かで大きく異なります。

天然石

加工石材(インターロッキング)

 

 

 

 

 

加工石材の方が天然石よりも3分の1の価格ですので、材料費も単純に3倍違ってきます。
3倍の材料費がかかっても天然石の風合いにこだわりたいか、そうでないかを考えてみて頂ければと思います。
これはあくまで石の例ですが、柱や塀に使う素材次第で安くも高くもなりますので、どこが妥協できて、どこは譲りたくないか、予め考えておくとよいでしょう。

次に大きく費用がことなるのが、「コンクリートを打つ範囲や量」です。
門柱、門塀工事で例えると、門柱工事は柱部分を固定すればよいだけですが、塀となれば塀の距離分、設置面にコンクリートを打って固定することになります。これだけ考えてもコンクリートの量がそもそも違うため、上物に使う素材のグレード云々の前に基礎の部分にかかる費用が異なります。

門塀、門柱の設置する場所によって費用が変わる理由は「高さ」

門塀、門柱工事の設置場所で費用が大きく異なるのは、道路と設置場所の「高さ」によります。
設置場所が道路からフラットであれば、柱や塀を設置する箇所を少し掘って、土台となるコンクリートを打ちます。設置場所が道路よりも高い位置にあり、盛土などで上がっている場合は設置個所だけでなくその周辺も土留めのためにコンクリートを打つ費用が出てきます。先の項で説明したように、コンクリートの打つ量によって大きく費用がことなってくるため、道路との高さが高いか低いか、フラットかどうかも費用が異なる大きな理由です。

ここ石巻地域は東日本大震災の影響もあり、道路から高いところで1m近く嵩上げされているところが多く、その分、外構工事をする際に、高上りになってしまう傾向にあります。これから新築をお考えの方は、基礎を高くするかどうかは外構の事も踏まえて検討されることをお勧めします。

門塀、門柱工事の基礎知識まとめ

門塀、門柱について、特に費用がどう違ってくるかについてを説明しました。
まとめると、


簡易的にポストや表札などがあればいい、という人には門柱工事がオススメ。オリジナリティやデザイン性が欲しく、目隠しなどの役割も欲しい人には門塀工事がオススメ。


素材によって材料費が大きく異なり、天然素材は加工素材などの約3倍ほど高いので、素材をどこまでこだわるかで費用は大きく異なる。


外構工事の費用の高い安いは、基礎となる土台や土間などに打つコンクリートの量によって決まる。


道路よりも設置場所や施工場所がどれくらい高いか、設置個所の周辺にもコンクリート打ちが必要かどうかで費用が大きく違う。道路と高さがフラットであればあるほど、費用を抑えられる。


の4点を抑えたうえで、自分がどんな門柱、門塀が欲しいかを考えてみてください。

 

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やっぱりプロに相談したい、という時には、ぜひテイクイットにご相談ください。